リコール対象の電気シェーバーとマッサージ器で火災、消費者庁が公表

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リコール対象の電気シェーバーとマッサージ器で火災、消費者庁が公表

消費者庁は2026年10月27日、消費生活用製品安全法にもとづいて報告のあった重大製品事故11件を公表しました。そのうち、すでにリコール(無償交換・回収)が行われている製品で火災が起きた事例として、パナソニックの電気シェーバーと、ドリームファクトリーが輸入した充電式のマッサージ器が「特記事項」に挙げられています。どちらも、対象製品を持っていて、まだ手続きをしていない人は、事業者の窓口に連絡するよう呼びかけられています。

消費者庁の資料は、これらが報告の概要で、事実関係が調査で確認されたものではなく、速報段階のものだと断っています。今後の調査で、内容が変更・削除される可能性もあります。この記事では、資料に書かれている範囲で、対象製品の確認方法と、連絡先を整理します。

公表された11件の内訳

資料によると、11件の内訳は次のとおりです。

  • ガス機器・石油機器に関する事故:1件(屋外式ガス瞬間湯沸器)
  • それ以外の製品で、製品起因が疑われる事故:2件(電気シェーバー1件、充電式マッサージ器1件)
  • それ以外の製品で、製品起因かどうかが特定できていない事故:8件(スマートフォン1件、リチウム蓄電池1件、リチウム電池内蔵充電器5件、充電式マッサージ器1件)

製品起因かどうかが特定できていない事故の中には、駐車中の車内に置いていたスマートフォンと周辺が焼損した例や、走行中の車内でリュックに入れていたリチウム電池内蔵充電器について、発煙に気付いて確認すると、製品と周辺が焼損していた例が、事故の内容として書かれています。いずれも、製品が原因かどうかを含めて、調査中です。

パナソニックの電気シェーバー:他社製ケーブルで充電中に接続部が溶けた

消費者庁の資料によると、パナソニックが製造した電気シェーバー(ES-PV6A)に、他社製のUSBケーブルとACアダプターを接続して充電していたところ、本体とUSBケーブルの接続部が溶けて、火災が起きました(事故は9月30日、埼玉県)。原因は調査中ですが、資料は、本体のUSBソケットとケーブルの接続部に水や液体が付いた状態で充電したため、電気的な短絡が起きて、接続部が発熱し、周辺の樹脂が溶けたと「考えられる」としています。

パナソニックは、2025年5月21日から、対象製品に同梱のUSBケーブルを、過熱保護機能付きのUSBケーブルに無償で交換するリコールを行っています(資料では「電気シェーバー用USBケーブル」で、「電気シェーバー」として公表されています)。対象は、「ラムダッシュ パームイン」と「エントリーシェーバー3枚刃」で、品番はES-PV6A、ES-PV3A、ES-RT4AU、ES-RT1AUです。品番ごとに製造番号の範囲があり(たとえばES-PV6AとES-PV3Aは、製造期間が2023年7月1日から2024年5月9日)、対象台数は、4品番の合計で373,969台です。交換率は、2026年10月18日時点で28.7%です。

リコールの原因となった不具合による事故は、資料によると、2023年度以降で、2025年度が22件、2026年度が2件(今回の事故を含まない)で、2023年度と2024年度は0件です。被害はいずれも火災です。交換用の過熱保護機能付きUSBケーブルは、Type-C側のプラグ樹脂部分に、温度計のマークが付いています。対象製品を持っていて、まだ交換していない人は、パナソニックの窓口(電話0120-870-070、受付は9時から17時、土日祝日と事業者の休日を除く)か、オンライン受付フォーム(24時間)に連絡するよう、資料は案内しています。また、資料は、取扱説明書にも書かれているとおり、USBソケットがぬれた状態では充電しないよう呼びかけています。

ドリームファクトリー輸入の充電式マッサージ器:充電中に焼損

もう1件は、ドリームファクトリーが輸入した充電式のマッサージ器(型式REG-04、「エクサガン ハイパー」、ブランド名ドクターエア)です。資料によると、充電中に、製品と周辺を焼損する火災が起きました(事故は9月1日、兵庫県)。原因は調査中で、今回の事故が、リコールの事象によるものかどうかは、現時点では不明と書かれています。この事故は、9月10日に、消費者安全法の重大事故等として公表済みとされています。

同社は、2025年6月2日から、内部部品の不具合を理由に、対象製品の回収と交換を行っていると、資料に書かれています。対象の製造期間は2022年3月から2024年12月、対象台数は152,561台で、回収率は2026年9月30日時点で36.1%です。リコールの原因となった不具合による事故は、2022年度以降、本件のみです。なお、事業者が自社サイトで案内している対象の製造番号の範囲や回収・交換の内容は、資料と表記が異なる可能性があります。対象かどうかは、事業者の案内で必ず確認してください。対象製品を持っていて、まだ回収・交換を受けていない人は、直ちに使用を中止し、同社の窓口(電話0120-172-174、受付は10時から18時、年中無休。夏期休業と年末年始を除く)か、オンライン受付に連絡するよう、資料は案内しています。

手元の製品を確認する手順

ここからは編集部の整理です。資料に書かれた内容にもとづくと、次の手順で確認できます。

  • 電気シェーバーは、品番がES-PV6A、ES-PV3A、ES-RT4AU、ES-RT1AUのどれかと、製造番号の範囲を、消費者庁の資料で確かめ、同梱のUSBケーブルが、Type-C側に温度計マークのある交換品かを見る
  • 充電式のマッサージ器は、型式REG-04か、製品名が「エクサガン ハイパー」かを確かめ、対象かどうかは、消費者庁の資料と事業者のウェブサイトの案内で確認する
  • 対象で、まだ手続きをしていなければ、事業者の窓口に連絡する
  • 電気シェーバーを充電するときは、本体のUSB端子が、ぬれていないことを確認する

このほか、リチウム電池を使った製品は、車内やかばんの中に入れたまま放置しない、充電中は目を離さないといった点を、一般的な注意として挙げておきます。今回の事故との因果関係は、原因調査中で、分かっていません。

この記事は、特定の製品の購入や買い替えを勧めるものではありません。リコールの対象かどうか、交換の方法は、必ず事業者の案内と、消費者庁の資料で確認してください。

出典

2026年10月27日時点の情報です。

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