シャープは2026年10月29日、ルームエアコン「プラズマクラスターエアコン Rシリーズ」の27年度モデルの製品情報を公開しました。家電 Watchによると、発売日も同日です。6畳用から23畳用まで8機種で、すべて「目標年度2027年省エネ基準」をクリアしていると、シャープの製品ページに書かれています。価格はオープン価格で、家電 Watchの報道によると、直販価格は334,400円から489,500円です(税込かどうかは記事に記載がありません)。冷房や暖房を使い始める前に、どこが変わったのかを整理します。
6畳から23畳まで、8機種のラインナップ
シャープの製品ページに載っている機種は、次のとおりです(いずれもホワイト系)。
| 目安の畳数 | 型番 |
|---|---|
| 6畳 | AY-W22RS |
| 8畳 | AY-W25RS |
| 10畳 | AY-W28RL |
| 12畳 | AY-W36RL |
| 14畳 | AY-W40RL2 |
| 18畳 | AY-W56RL2 |
| 20畳 | AY-W63RL2 |
| 23畳 | AY-W71RL2 |
シリーズの紹介文は「清潔と省エネにこだわったフラッグシップモデル」です。プラズマクラスター25000を搭載し、無線LANも内蔵しています。製品ページには価格が「オープン価格」としか書かれておらず、税込の価格は載っていません。販売店ごとに価格が違うため、購入を検討するときは、実際の販売価格を店頭やネットで確認する必要があります。
防カビは、ファンの速乾とイオンの2本立て
特徴の1つが、「防カビカラッとファン」です。家電 Watchの報道では、ファンに超親水ナノコーティングを施し、水滴を薄く広げて速く乾かすことで、水分やホコリの付着を抑え、ファンのカビを除菌すると説明されています。これとは別に、プラズマクラスター25000について、運転停止後や停止中も、エアコンの内部をイオンで満たし、吹き出す風のカビを99.0%以上減らす、とも報じられています。
シャープの製品ページには、乾燥時間の比較が載っています。超親水ナノコーティングありが16分、なしが40分で、独自条件で比べた評価という注記がつけられています。製品ページの記載は、ファンそのものの乾燥時間ではなく、独自条件のテストピースでの比較と読めるものです。実際の家庭での乾き方は、部屋の湿度や使い方によって変わるため、数字は目安として受け取るのが妥当でしょう。
新しいAI冷房機能と、猛暑みまもり
家電 Watchによると、冷房の運転では、次のAI機能が紹介されています。
- 「さらっとAI冷房」:室温が安定しているとき、AIがコンプレッサーを細かく制御し、停止の回数を減らして消費電力を抑える機能。
- 「猛暑みまもり」:暑さ指数(WBGT)が28℃以上、または室温が35℃以上になると、自動で冷房を始める機能。リモコンで設定しておけば、運転を停止している間も動く。
このうち、猛暑みまもりは、高齢の家族がいる家庭では気になる機能かもしれません。ただ、シャープの製品ページでは、「さらっとAI冷房」と「猛暑みまもり」の記載は確認できませんでした。製品ページに載っているのは、スリープサポート認証制度のブロンズ認証を取得した「おやすみAI機能」などです。購入前には、実際に使う機能の条件(無線LAN接続や専用アプリなど)を、販売店やメーカーの案内で確認してください。
報道では、2026年9月に提供が始まったシャープの統合AIサービス「NIAH」への対応も紹介されています。アプリで操作や手入れの案内を受けられ、気象情報や予定に応じた運転モードの提案もあるとのことです。この点は、Rシリーズの製品ページでは、対応機種かどうかを確認できませんでした。
「2027年省エネ基準」とは何を指すか
製品ページには、「目標年度2027年省エネ基準をクリア」と書かれています。ただ、基準の具体的な数値や、旧基準との違いは、今回確認した範囲の資料には載っていません。製品を比べる際は、メーカーのカタログに載っている省エネ性能の表示を見て、同じ畳数の機種どうしで比べるのが確実です。
購入する前に確認しておきたいこと
これは、新たに製品情報が公開された機種の情報を整理したもので、購入をすすめるものではありません。筆者は、Rシリーズはフラッグシップモデルのため、猛暑みまもりやNIAHとの連携のように、アプリや設定が前提の機能も価格に含まれていると考えます。こうした機能を使う予定がなければ、同じ畳数の下位シリーズと、省エネ性能や価格を比べてから決めても遅くはありません。逆に、日中に高齢の家族が一人で過ごす家庭なら、停止中も自動で冷房を始める機能は、比べるときの材料になります。部屋の広さ、使う時間帯、お手入れの手間のどれを重視するかを先に決めておくと、選びやすくなります。古いエアコンを入れ替える場合は、設置工事の費用と、古いエアコンの処分(家電リサイクル)の費用も、合わせて考えておく必要があります。
出典
- シャープ「プラズマクラスターエアコン Rシリーズ」製品ページ
- シャープ エアコン(新着情報。2026年10月29日に27年度モデルRシリーズの製品情報を公開)
- 家電 Watch「シャープの27年度省エネ対応エアコン 防カビとAIで快適」(2026年10月30日)
2026年10月31日時点の情報です。
